麻生首相の『歴史的なものだったと後世言われるだろう』という認識と市場の受け止め方にズレはないか−G20金融サミットが採択した宣言内容

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アメリカ、ワシントンDCで開催されていたG20・金融サミットは、日本時間16日(日)4:00頃に宣言を採択して閉幕しました。

宣言の主な内容は以下の通りです。

1.市場の透明性と金融機関の説明責任を強化
 証券化商品の情報開示を向上し、透明性と説明責任を強化させる。
2.市場の適正な規制と監視の強化
 金融システム安定化に必要な措置を取り続ける。
3.各国の規制当局の連携
 保護主義に陥らないように留意する。
4.新興国の発言権の拡大などを含む国際金融機関の改革
 新興国支援のために国際通貨基金(IMF)や世界銀行などの役割を拡大する。

これらの内、優先度の高い項目を「行動計画」として規定し、実施状況を確認、協議するため、2009年4月30日までに再度会合を開くことが決められました。次回の議長国はイギリス、サルコジ仏大統領は開催候補地としてロンドンを提案したことを発表しています。蛇足ですが、東京も候補地として挙げられていたように記憶しています。枝葉末節の問題ではありますが意見の一致具合、未決定の内容を首脳が発言してしまうあたり協調度合いに一抹の不安を覚えます。

日本の麻生首相は『歴史的なものだったと後世言われるだろう』という認識をコメントしています。

確かに中長期的な金融恐慌対策としては有効ではないかと感じますし、少なくとも先進国だけでなく新興国、途上国も一丸となって恐慌を回避するという姿勢は意義のあるものと言えるでしょう。

ただ、具体性と即効性がある内容かと言うと疑問も感じます。議長国がアメリカなので当然ですが、議長を務めたのがブッシュ米現大統領で、閉幕会見も彼が務めたというのも市場関係者の深層心理にどういう影響を与えるかも気にかかります。

サミットに参加した各国首脳や政府・金融当局担当者と、市場の受け止め方にズレはないか、明日11/17(月)のオープンは要注目です。

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